動物虐待撲滅の第一歩


愛くるしいワンコやニャンコは、見ているだけで癒されます。

彼ら、彼女らの名前を御存知ですか?

彼らの事を、



哺乳類



と言います。



そうです。



牛や豚や羊と同じ「哺乳類」です。



私達人類は毎日、哺乳類を可愛がりながら、一方で哺乳類を食べています。(ついでに言うなら、私達も哺乳類です。)

この状況(ダブルスタンダード)をどう思いますか?



「霊的真理」では、原始時代(霊的な意味での赤ちゃん時代)ならいざ知らず、現在のレベルにまで進化した人類が、動物を食べる事は間違いであると言っています。

進化霊は、この場合の動物を、「殺害」という言葉が当てはまるものと定義付けています。

一見曖昧なようなこの定義、私は実に見事な表現だと思っています。

なぜなら、「殺害」という言葉の意味は、人類が霊的に進化するにしたがって変わって行くと思うからです。(私は現在の進化状況で「殺害」という言葉が当てはまる動物は、主に昔の日本人が食べなかった「よつあし」、つまり哺乳類であると考えます。)



この話を聞いた人の中には、



「動物も植物も、同じDNAで出来ているのだから、動物だけ食べなくする根拠は全く無いじゃん!」



と言う人もいるでしょう。



それって、動物の感情は全く無視ですか?



人間に食べられたいと願う動物がいるでしょうか?

動物は言葉が喋れないだけで、頭の良さも感情も、人間と大差ないのに…



私達は毎日、ポチを食べ、タマを食べているのです。



「そんな事言ったって、その動物自身が動物を食べてるじゃん!」



というあなた、



地球はまだ、生物進化の初期の状態の惑星です。

弱肉強食システムは、生物が進化する為の第一段階目のシステムに過ぎません。



つまり、弱肉強食システムは進化の必要条件であり、十分条件では無いのです。



このまま進化が進むと、霊性が上がった動物から順番に肉食をしなくなり、やがて全ての動物が草食動物になります。(更に進化が進むと、シルバーコードから栄養が摂取出来る「不食」の能力が得られると言われていますが、人類がそのレベルまで進化するまでは、生命を維持する為に植物を食べる事は、決して悪い事ではありません。)



霊的に間違っている事は、徐々に改善されていかなければならないのです。



屠殺業者は、人間の食料を得るという一見「利他的」な動機で仕事をしていますが、霊的見地からみると、本人達が死にたくないと思っている動物達を大量虐殺する事は、明らかに「霊的に利己的」な行為ですので、亡くなった屠殺業者はペナルティとして、皆実際現実に地獄に落ちており、地獄に落ちた元屠殺業者は霊界通信で、「この恐ろしい現実を何とかして地上の同業者へ伝えて欲しい」と、涙ながらに訴えて来ます。



この事も、肉食が間違っている確たる証拠なのです。



現在の法律(動物愛護法)では、人間が動物を殺害し、肉を食べる事は禁止されていません。

しかし、それはあくまでも緊急避難的な特例処置の法律である事も、我々は知っておかなければなりません。



なお、動物虐待という意味では、動物実験をしている医師にも、これと全く同じ事が言えます。

医師は、人類に対する功績に対しては、功績としてきちんと評価はされますが、霊的に間違っている動物実験で虐待した動物の数、殺した動物の数の分だけ、きっちりとペナルティが発生し、そのペナルティの時間分だけ、地獄に行く事になります。

「霊的真理」では、動物実験の成果により、確かに医学は進歩しますが、それは間違った進歩の仕方であり、そんな事をしなくても、あらゆる病気には、それを根本治療出来るだけの「薬草」が、既に自然界に「全て」用意されており、人類がそれらの「薬草」を発見するのを、心待ちにしているという事実を教えています。



また、本来自然界にいないはずの大量の動物を育て、殺害し続けると、地球にはその怨念だけが積もり続け、地球はどんどん殺伐とした雰囲気になり、凶悪犯罪や病気が増える要因にもなります。(哺乳類は人間の3〜8歳児程度の知能と感情があり、人間に殺される事を認識している為、この怨念の憑依による犯罪や病気は、動物から肉食者への復讐の意味もあるのです。)





更に、この動物側から見た問題とは別に、人類が肉食を止めなければならない、緊急で切実な理由が2つあります。



それは飢餓と環境破壊です。



「霊的真理」は、人類が間違った事(霊的に利己的な事)をすると、その人類全体にも、ペナルティ(代償)が発生する事を教えています。



家畜を育てるのには、大量の飼料が要ります。



本来ならば、発展途上国の人達が食べるはずだった穀物を家畜が食べる事で飢餓が生まれ、全世界で大量に育てられている牛や羊が出すゲップ(メタンガス)が、地球温暖化を加速させている。



もし仮に、今全ての畜産を止めて、その穀物を全人類に分け与えたら、既に地球には、



300億人の人々が腹いっぱい食べるだけの食料があります。



そもそも霊的真理上、地球上で養えない数の人間が地上に生まれてくる事は有り得ません。



飢餓が起きているのは、我々先進国の人達の生活が間違っているからです。



また、牛などの反芻動物が出すゲップ。



たかがゲップ(メタンガス)と言うなかれ、



メタンガスはCO2(二酸化炭素)に比べて、21倍もの温室効果がある温室効果ガスです。

その上、畜産による温室効果は、メタンガス全体の37%にもなります。



つまり、我々先進国の人間が肉食をすればする程、穀物価格は高騰し、単に動物を大量虐殺するだけではなく、穀物が高騰して買えなくなった発展途上国の人々の餓死も増える事となり、更に地球環境を危機的状況に陥れる事になるのです。(逆に言えば、私達が肉食を辞めれば辞める程、穀物価格は下がり、動物の命だけではなく、飢餓に喘ぐ人々の命をも救う事となります。)



それなのに、今日本では、食料自給率を上げる為に、



更に、家畜の頭数を増やそうとしています。



あなたは、この状況をどう思いますか?





しかしです。



だからと言って、今現在肉食をしている人々を直接非難する事は間違いです。

例えそれが、有名な霊能者であってもです。

思想を強要する事は、「霊的真理」ではなく、



インチキ宗教です。



自分の理性を使って考える事を否定させ、ここにいけないと書いてあるからダメだ、私がいけないと思うからあなたもダメだ、経典に書いてあるから、教祖様がいけないと言ったからダメだ、これらは全てインチキ宗教の考え方です。



肉食を止めるか止めないかは、本人が自分の意思で、自分の良心に照らし合わせて決めなければ意味が無いからです。



なお、人間の霊性が上がると、もう理屈ではなく霊的本能で、生肉を見ただけで吐き気を催すようになり、生肉が人間の赤ちゃんや兵士の遺体にしか見えなくなります。

動物の魂は亡くなってしばらくすると、一度その動物の「グループスピリット」(集合意識)(類魂)(群魂)に吸収され、個別の意識は無くなりますが、最も進化した「グループスピリット」の中の最も進化した部分が、やがて分霊して人間に転生するのだという事は、覚えておいて下さい。(通常、犬5〜8頭分位の量の魂が1人の人間として転生し、以後個別意識をずっと維持する事となります。)



肉食をしている人々を直接的に非難したり、止めることを強要するのではなく、このページを読んで頂いて、御自身でじっくり考えて頂いて結論を出して貰い、それでも肉食をするという人々を、私達は決して非難してはいけません。





肉食は止めたいのだけれど、現実的にはなかなか難しいという方へ、



確かに、お菓子の中にまで動物の脂が使用されている日本で、今すぐ全てを止めるのは難しいでしょう。

問題はまず、とにかく頭数を減らす事なのですから、こういった案はどうでしょう?



その1 牛肉だけ食べない



肉1kgを生産するのに必要なトウモロコシ飼料の量は、

牛→11kg

豚→7kg

鶏→4kg

です。

牛は飼育期間が長い為に、どうしても大量の飼料が必要なのです。

この中で大量のゲップを出すのも牛だけですので、まずは牛肉だけ止めてみてはいかがでしょう?



その2 メインディッシュにするのだけは止める



分厚いステーキ、豚肉の生姜焼きなどの肉がメインの料理だけを止めて、野菜炒めや焼きそばの具などの少量の場合にのみ使用するという方法です。

これだけでも、かなり殺される動物達の数は減るはずです。



その3 家では食べない



会社の取引先の接待で、肉を食べなくするのはなかなか難しいでしょう。

家では肉食を止め、人と会う時は食べる。

人とのトラブルを防ぐ事も、確かに必要な事かもしれません。

まあ、「私は肉が嫌いですので、すみません」と言えれば、もちろんそれに越した事は無いですが…



※最近は、ミュージシャンのポール・マッカートニーが提唱している「ミートフリーマンデー」という、月曜日だけは肉食をするのを辞めようというキャンペーンが世界的に広まっていますので、まずはこれから始めてみるのも良いのではないかと思います。

ミートフリーマンデ・ジャパン
http://www.meatfreemonday.jp/



とにかくまずは、出来る所から始める。



それも、とても重要な事です。



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