幸せとは?


本当の幸せって、何だろう?



それは、霊的に進化する事です。



人間にとって、霊的経験値を得て、霊格を上げ、霊的に進化する事以外の幸せはありません。

あなたはその為に「自らの意思」で、この辛く厳しい物質界に生を受けたのです。



それでは、どうすれば霊的経験値を上げられるのか、具体的に詳しく見て行きましょう。

霊的真理は、「動機」が全て、ある思考や、ある行動をした時のその動機が、霊的に利己的か利他的かによって、結果が決まる事を教えています。(行動のみではなく、思考も含まれる点に注目)



霊的に利他的な動機でその思考、行動をした場合、幸福になる。 → 霊的経験値が上がる。

霊的に利己的な動機でその思考、行動をした場合、不幸になる。 → ペナルティ(悪いカルマ)が与えられる。



真理はこれだけです。

他の法則はありません。



でも、この法則、正しく理解するには、ちょっとコツが入ります。

ポイントは、「動機が利己的か利他的かによって」ではなく、「動機が霊的に利己的か利他的かによって」と、「霊的」が付いている点です。

具体的にお話ししましょう。



例えば、あなたの目の前に自殺志願者がいます。

彼はお金も無いのに遊びまくり、多額の借金がありました。

自分で死ぬのはイヤなので、代わりに殺してくれと願うので、あなたが彼を殺しました。

自殺志願者は「ありがとう! ありがとう!」と涙を流し、死んで行きます。

あなたは、相手の望みを叶えてあげたいという利他的な「動機」で相手を殺しました。

これは一見すると、利他行為のように思えます。

しかし、これは明らかに利己的な行為です。

なぜなら彼の魂は、霊的に利己的な動機で死んだら地獄に行く事はもちろん知っている為、彼の本体である魂は、決して自殺を望んでいないからです。

自殺を望んでいない魂の肉体を殺したあなたは、霊的見地から見て利己的なのです。(なお、遊んで借金を作るだけでも、立派に霊的に利己的です。)



次の例です。

あなたが自分の為という利己的な理由で食事をする事は、一見利己的な行為です。

ならば、食事をしない事が利他的なのでしょうか?

生まれてスミマセンなのでしょうか?

違います。

あなたは類魂メンバー(進化を分担する仲間で、「ドラゴンクエスト」の冒険仲間である「パーティー」的なもの)の代表として、地上に学びに来ているのです。

あなたが食事をしないで死ねば、他の類魂メンバーに迷惑がかかります。

つまり、霊的見地から見て、あなたが食事をする事は「利他行為」なのです。

それに、しっかり食べなければ、地上での利他行為も行えません。

ただし、必要以上の贅沢な食事をする事は、発展途上国の人々の食料を奪っている事になるので、その場合は霊的に利己的です。



常識の範囲内での衣食住「楽」をする事は、決して利己的ではありません。

この場合の「楽」は、贅沢で無い程度の娯楽の事です。

いくら地上が学びの場だからと言って、人間である以上気晴らしも必要でしょう。

月イチのカラオケとか、温泉旅行なんかは、テストの間の休憩時間であり、度の過ぎた贅沢ではないはずです。



また人間(霊)にとって、知識や教養程大切な物はありません。

勉強だけではなく、芸術(メディア芸術含む)の鑑賞や創作活動も、心を豊かにする為には絶対に必要です。

そもそも霊界は、芸術溢れる世界です。

人を楽しませたいという動機で行なうのであれば、それが音楽であれ、お笑いであれ、立派に霊的に利他的な行為です。(ただし、有名になって得た莫大な収入を、全て自分や家族の為だけに使ってしまったら、それはもちろん霊的に利己的な行為です。)



芸術といえば、美輪明宏氏は私の大変尊敬する人物ですが、氏は少々誤解をなさっていらっしゃいます。



幸福な事が続くと不幸があり、不幸な事が続くと幸福があるという「正負の法則」。



そんな法則はありません。



仮に、「正負の法則」が本当だとすると、努力して幸せになればなる程、不幸な目にも遭ってしまう事となり、それでは努力しても意味が無いという話にもなってしまいます。



もちろん、実際にはそんな事はありません。

霊的に利他的な動機で思考、行動をしている限り、



一生ずっと幸福です。



霊的に利他的な動機で思考、行動をしている人間を、利他心の塊である「あの世」の人達が放っておくはずはありません。

いろいろ援助してくれたり、自然な形でお金が入るようにしてくれたりして、一生生活に困る事はありません。



次に、奉仕活動についてです。



奉仕活動は、もちろん利他的………ではありません。



「動機」が重要なのです。



本当に、世の中の人の為に役に立ちたいという「動機」でやっているのであれば、それは霊的に利他的です。

奉仕活動をしている俺カッコイイ、ちやほやされたい、誉められたいという「動機」でやっているのであれば、それは霊的に利己的です。

「右手のしている事を、左手に知られてはならない。」

これは、奉仕をしている事を人に話してはならない、話した瞬間にペナルティが発生するという意味です。

なぜなら、それを人に話すという行為自体が、「動機」が霊的に利己的だからです。



次に、利他行為を行なう相手ですが、誰にするのが一番、霊的経験値が高いのでしょう?

具体的には、次の順番と組み合わせで高くなります。



恋人<家族<親戚<友達<クラスメイト=会社の同僚<日本の他人<世界の他人

あなたが大好きな人<あなたが大嫌いな人

あなたが大好きな国の人<あなたが大嫌いな国の人

あなたの事を大好きな人<あなたの事を大嫌いな人

あなたに何でもしてくれる人<あなたの恋人や家族を殺した人

お金持ち<貧乏人

豊かな国の人<貧しい国の人

権力のある人<権力のない人

腕力のある人<腕力のない人

大人<子供=老人

男=女

健常者<障害者

差別している人<差別されている人



愛する恋人や家族に利他行為を行うのは「当たり前」の事です。

自分達の周りの人だけを愛するのは、動物の本能と大差ありませんので、それは霊的に利他的ではなく、「物質的に利他的」な行為です。



また、以下のような法則もあります。



金持ちの多額の寄付<貧乏人の小額の寄付(長者の万灯より貧者の一灯)

霊的真理を人に紹介しない<霊的真理を人に紹介する



寄付は、その額ではなく、あなたの収入や財産に対する献金比率で霊的経験値の値を判断されます。

「霊的真理」は利他主義を基本としている為、飢餓や貧困の解決、地球環境破壊防止の為に、普及は緊急課題ではありますが、それでもあくまで常識の範囲内で、人に紹介する「だけ」です。

それ以上の事は、紹介された人が各自、自分の理性を使って判断しなければ、意味が無いからです。(インチキ宗教の真似事だけは、絶対に厳禁です。)

インチキ宗教をやっている人に多い、相手が喜ばない必要以上の善意の押し売りは、相手が望んでいない以上、物質的には利他的でも、「霊的に利己的な行為」である事を、忘れてはいけません。



奉仕活動とは何でしょう?

奉仕と言うと、恵まれない人にお金を援助したり、人の為になる労働をするといった事を連想しますが、それだけではありません。



人の悪口を言わない。

人の嫌がる事をしない。

人を悪く思わない。

人に悪口を言われた時、言い返さない。



相手への、怒り、憎しみ、怨みなどの感情のコントロールも、立派に奉仕活動(動機が霊的に利他的)なのです。

相手に悪口を言う事(動機が霊的に利己的)は、ストレス解消どころか、ペナルティとして、体に癌細胞が出来てしまいます。

霊的本能は「良心の塊」のようなものなので、他人への悪口に耐え切れず、「幽体」と「魂」にストレスがかかって「肉体」とのバランスを崩し、それが「肉体」に悪影響を及ぼして、細胞が癌化するのです。

若い内は免疫力で修復出来ますが、歳を取って来ると…

なお、相手への悪口ではなく、相手が悪い事をした時に言うお説教は、相手に良い性格になって欲しいという動機でするのですから、動機が霊的に利他的ですので、度が過ぎたものでなければ問題はありません。



大霊(創造主)は完璧なので、大霊の法則も完璧です。

自分が蒔いた種は、自分が刈り取らねばならないのです。

誰にも肩代わりさせられない分、誰のペナルティも受けません。

全ての人間は、完璧に平等に作られているのです。

インチキ宗教の世界以外に、先祖の霊の為に不幸になるなどという事は絶対にありません。

今不幸なら、それはあなたの過去のせいか、あなたが前世で返しきれなかったペナルティのせいです。

この世が不公平に思えるのは、あなたが今回の転生だけで、全ての世の中を見ている為です。



しかし、あなたの本当の意味での幸せは、世界中の全ての人々が幸せになる事です。

世界中の全ての人々が幸せにならなければ、あなたにも本当の意味での幸せは訪れません。



それはなぜか?



全人類は、あなたの体の一部だからです。



「全人類は、互いに体の肢体である。」



霊的にみれば、地球人は深層意識の根本では繋がっている為、全てで大きな「1つの生命」なのです。



仮に、アフリカは心臓、日本は右手だとしましょう。

アフリカの飢餓、それは、あなたの心臓病です。

ここに、心臓病を十分に治せるだけのお金があります。

あなたは今、このお金を右手の爪のネイルアートにつぎ込んでいます。

豪華な食事、生きるのに不必要な大量のブランド品、贅沢な海外旅行



「あの人ハワイ行ったんですってよ!」

「じゃあ、私達はヨーロッパに行きましょう!」

「あっあの人ブランド物の最新バック買ったのよ、私も欲しい!」



中指と人差し指が、お互いどれだけネイルにお金をかけられるか競っています。

ネイルはもう、高価な宝石で醜くごてごてに埋め尽くされています。

アフリカでは、飢餓で次々子供が死んでいます。



あなたは心臓病を十分治せるだけのお金を持っていながら、それをネイルアートに使い、心臓病はどんどん悪化していきます。



あなたはそれでも、このままネイルアートを続けるのですか?



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