涼宮ハルヒの憂鬱(輪廻転生)


涼宮ハルヒシリーズ「涼宮ハルヒの暴走」から、キョン曰く、



「前世だの後世だのが本当にあるんだったら、人類はもっと解り合えてるだろうよ。

そんなもんは現世についてイイワケをしたがっている連中の戯言(たわごと)だ。」



もしも、キョンの輪廻転生思想が、人の意識は顕在意識だけであり、前世と現世の間、現世と後世の間の期間、霊界で安らかに「おねんね」しているというものなら、このキョンの意見は至極ごもっとも、私自身もそう思います。



しかし、実際は逆だったら?

安らかに眠っているような、殆ど意識活動をしていない「死んだ」ような状態が「この世」で、完全に覚醒して、正に人間が生き生きと「生きている」状態が「あの世」だったら?



「現世」を(うつしよ)と読む事は御存知でしょうか?



現世=うつしよ=写し世



つまり、本当の意味での人間界、生命溢れる霊の世界が「あの世」で、「この世」とは、人間の「他人と解り合えない部分」を解り合えるようにする為の修行をしに来る、霊界を写した(模した)世界、霊界の劣化コピー、霊界の安っぽいバーチャルリアリティの世界だとしたら?



キョンのこの理屈は一切成り立ちません。

なぜならば、人類は本当の人間界「あの世」で、きちんと解り合えているのだから。



え? 「おねんね」してるのがこの世?? マジで?



という方へ、



マジです!



「霊的真理」は、正にその事を教えているのです。



さて、問題のその「あの世」

作品内ではどう定義されているでしょうか?

キョンが、何でも知っているはずの宇宙人「長門有希」に、「魂」はあるのかないのかを聞いた時、長門はそれをジョークで返します。



「それは、禁則事項」



う〜ん、作者はしたたかw

後で、いくらでも訂正が利くよう描写しています!



※ 世界はひとつ! 人類もひとつ! 「セカイのハレ晴レ。」





涼宮ハルヒの憂鬱とは



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