かみちゅ!(御利益信仰)


かみちゅは一部で萌え版「千と千尋の神隠し」と言われていて、その神の概念は神道の「八百万の神々」が元となっています。

イノ、シカ、チョウ等の神の使い、 お豆腐の神様のとうふちゃんが出てくる等、この「神」の概念はまさしく本来の語源である「カミ」、つまり「目に見えない霊的存在」の事であり、創造主としての「神」ではありません。

主人公の中学生「一橋ゆりえ」はある日突然神様になってしまうのですが、生きている人(肉体を着ている霊)が、肉体を持ったまま霊的存在だけになる事は不可能なので、これは霊能者(超能力者)になったと解釈すべきでしょう。

しかし、ここでなぜか神社の御利益信仰が出てきて、神様なら皆のお願いを聞かなければならないという話になってしまいます。

そもそも、神様にお祈りをすると大金が入ったり、恋愛が上手く行くといった御利益信仰は、「霊的真理」から見れば、実はなんの根拠もありません。

なぜならば、この世は「あの世」で幸せになる為の修行をする場なので、言ってみれば約100年という長さのテストを受けに来ているような物だからです。

楽に恋人を作ったり、濡れ手に粟の大金を手に入れて一生遊んで暮らしたりする事は、テストの最中に答えを全く書かず居眠りをしたり、教室を飛び出してバカンスに出掛けるようなもので、当然テストはヒドイ結果となってしまい、結果的にとんでもない不幸(赤点の追試として、今よりも辛い環境下の来世を過ごさなければならなくなる事)に陥る事になってしまうのです。



霊界の進化霊、精霊達は、皆当然その事を知っているので、この世の人々が不幸になる事にわざわざ手を貸そうとはしないのです。



しかし、だからと言って、神様に宝くじが当たれと願って、実際本当に大金が当たってしまう人がいます。

これは一体どう解釈すべきでしょうか?



答えは簡単、宝くじの高額当選者に不幸になる人が多いように、それ自体がその人にとって、とんでもない試練(別のテスト)になっている場合です。



かみちゅ!とは



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