懐かしき永遠の楽園 我等が霊的故郷


懐かしき永遠の楽園 我等が霊的故郷


それは 彼方にきらめく記憶 花咲く涼しい日かげの庭


それは 夢のような遠いところに待つ 憩いの場


真面目に生きたあなたが亡くなって 守護霊に案内され天国に着き 初めて目にする 目の前に広がる広大な情景


その山 川 森 湖のあまりの美しさに あなたは感動し その場で泣き崩れる


なぜ泣き崩れるのか?


天国は地上に比べ その全てが遥かに美しい


しかも


鈍重な肉体が無くなった霊は 感受性が強くなり 感動も10倍に感じるのだ!


更に


可視光が倍となり 今まで見えなかった赤外線 紫外線の色が見える


可聴域も倍になり 今まで聞こえなかった低周波音 超音波が聞こえる


それだけでは無い


人々の声域も倍になり 天国に帰った歌姫達は 美しい超音波の歌声で 愛の歌を歌うのだ!


その天国のコンサートの素晴らしさを 私は一体どうやって表現したら良いのか?


天国の花々を一度でも見てしまうと 今まで美しいと思っていた地上の花々が 安っぽい造花に過ぎなかったという事実に気付く


現世はあくまでも 天国の現世(うつしよ) コピーに過ぎず その天国すら 更に上層界のコピーに過ぎないのだ


感覚器官は 五感が鋭くなるだけではない


地上ではたった五感しかなかった感覚器官だが 第六感 第七感 第八感と 徐々に本来の感覚器官を取り戻していく


すなわち 霊視能力(千里眼) 霊聴能力(テレパシー) 霊触能力(サイコメトリー) 霊臭能力 霊味能力 瞬間移動 物体生成…


霊から見たら 地上の人々は たった五感しかない障害者のようなものなのだ


もちろん 地上で障害者だった者も ここでは何の障害も消え去っている


障害があったのはあくまでも肉体のみであり 霊の体には 初めからそんなものは無いからだ


天国の我が家には 地上時代 赤子の時から死ぬ時まで所有した全ての物が 永遠に壊れない完璧な状態で保存されている


それは元々あなたが天国に精神で保存しておいた物なので 不要な物は自然分解される


もしあなたが望むならば 地球上にある有りと有らゆる物を 全て手に入れる事さえ可能なのだ


まさにそれが ここが天国と言われているゆえんである!


それなのに地上の人間達は 安っぽいコピーでしかない物質を巡ってお互い争い合い 殺し合っている


ここに来れば それがいかに愚かで 馬鹿らしい行為かが解るだろう


我が家では 先に亡くなった家族や友人 それにあなたの本当の家族である類魂達との再開が待っていた


もちろんあなたの愛したペット達も 皆あなたの帰りを首を長くして待っていたのだ


家族や類魂達が あなたの為に歓迎会を始めたようだ


さあ 辛い人生の期末テストは終わった これからの長い長い夏休み 一体何をして過ごそうか


懐かしき永遠の楽園 我等が霊的故郷



※ 冒頭部分は ヘルマン・ヘッセ 「どこかに」 より リスペクト



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