前回の続きです。
西暦2012年を人類の滅亡、あるいは一大転換期だとする「アセンション」(地球の次元上昇)
本当に、そんな事が起こるのでしょうか?
今ニューエイジャーは、まるでお祭り騒ぎのようにこの「アセンション」の話題で盛り上がっていますが、私はこれも、「ニューエイジ思想」の単純過ぎる部分が出てしまった問題であり、「霊的経験値」の「概念」を全く無視した結果であると思っています。
えっ? 霊的経験値?? 誰の?
もちろん、「地球」のです!
地球も一種の「生命体」である以上、我々人間と同じく霊的に進化をするべく修行をしている立場であり、霊的に進化をするべく修行をしている以上は、当然地球にも「霊的経験値」や「霊レベル」が存在します。
つまり、本当の意味での「アセンション」(地球の次元上昇)とは、
地球の「霊レベル」が「1つだけ」上がる
という意味なのです。
したがって、当然「アセンション」自体は存在しますが、それは大半のニューエイジャーが思っているような、3次元の地球がいきなり5次元に行くとかの、ぶっ飛んだものではないのです。(そんな幼児向けアニメのような事が現実には絶対に有り得ない事位、ちょっと理性を使って考えれば普通分かると思うのですが、妄信とは恐ろしいものです。)
つまり、「アセンション」に対するニューエイジャーの認識と現実との違いは、
地球の霊レベル1 が 霊レベル∞ に → ニューエイジ思想
地球の霊レベル6 が 霊レベル7 に → 霊的真理
という事です。
では、現実問題として、2012年になったら何かが起きるのでしょうか?
人類の殆どが死んでしまうような、大惨事が発生するのでしょうか?
もちろん、実際にはそんな事は無く、それは「未熟霊」(金儲け目当ての生霊含む)が世の中を騒がせたくてやっているだけの、ただの「イタズラ」に過ぎません。
しかし、私は2012年に何も起きないとは思っておらず、この時期に地球の「霊レベル」がゆっくりとしたペースとはいえ、少しは上がるのではないかと考えています。
その根拠は、何より「霊的真理普及計画」(地球浄化プロジェクト)の存在です。
つまり、今言われている「アセンション」とは、「霊的真理普及計画」の中の1つの「課題」なのではないかという事です。
「アラン・カルデック」著、「霊との対話 ―天国と地獄II―」の霊界通信の中には、以下のような話があります。
今回、地球の「霊レベル」が1つ上がる事になったので、新しい地球に相応しい人達が住めるようにする為に、地球人のうち「霊レベル」の比較的低い人達は、死後地球より「霊レベル」の1つ低い惑星に転生する事になり、その分地球より「霊レベル」の1つ高い惑星から、その星の「霊レベル」の比較的低い人達が、地球に転生して来るというもの。
つまり、地球が幼稚園から小学校に建て替えられる事になったので、もう小学校に進める子以外の幼稚園児は勉強についていけなくなる為、別の幼稚園に移される事になり、その子供達の分余った教室に、別の小学校の生徒が転校して来る、という訳です。
なお、小学校の授業には、幼稚園児はもちろんついていけませんが、逆に大学生や大人も、小学校の授業では簡単過ぎて、まるっきり勉強にはなりません。
つまり、ニューエイジャーの言うような、地球より「霊レベル」が10も20も高い惑星や、9次元や10次元の世界の人々が地球に生まれて来るような、つまり大学生や大人を小学校に通わせるような無駄な行為は、全てが「効率的」且つ「機能的」に働いている宇宙の機構の中では、絶対に有り得ないのです。(そもそも、シルバーバーチも地上と交信する際に直接通信が出来ず、霊界の霊媒が必要だったように、霊的な大学生や大人は「物質周波数」が高過ぎるので、地球のレベルまで周波数を下げる事は出来ない為、地球への誕生は「物理的」な意味でも不可能なのです。)
これを解り易く書くと、以下のようになります。
今度小学校から中学校になる星 → この星の小学生は地球へ移動 中学に進める子はそのままこの星に残る 今度高校になる星から中学生がこの星に移動 → 結果としてこの星は新しい中学校に相応しい生徒だけになる
今度幼稚園から小学校になる星(地球) → 幼稚園児は別の幼稚園の星に移動 小学校に進める子はそのまま地球に残る 上記の今度中学校になる星から小学生が地球に移動 → 結果として地球は新しい小学校に相応しい生徒だけになる
今度赤ちゃんの託児所から幼稚園になる星 → 赤ちゃんは別の託児所の星へ 今度幼稚園に進める子はそのままこの星に残る 地球から幼稚園児がこの星に移動 → 結果としてこの星は新しい幼稚園に相応しい園児だけになる
このような、惑星単位の人類の大移動が起こるのではないかという事です。(地球以外の惑星同士の移動は、あくまでも結果から導かれる私の予想です。 また、地球からの移動も全員が1つの惑星に行くのではなく、今度幼稚園になる複数の惑星に振り分けられるのではないか、とも思っています。)
もしもこの話が本当なら、凶悪犯罪を犯した人やあまりにも利己的な人は死後地球には転生しにくくなり、これから生まれる子供は平均値で今より霊レベルの高い人達(小学生)が徐々に生まれて来る事になる為、結果として私達スピリチュアリストの仕事はどんどんやりやすくなり、地球浄化も一段とスピードアップする事になる。
「進化霊」は皆、口を揃えて「全ては良きに計らわれている」と言っている所を見ると、この話もあながち嘘とも言えないのではないかと思うのです。
なお、この話では「惑星移動は死んでから」という事になるので、地上では特に目立った事もなく、亡くなった人から順番に、地球に残れるかどうかの振り分け(その人が幼稚園児か小学生か)が決まって行く事になります。
あの世から見たら、人間の一生など瞬きの一瞬のようなものですので、わざわざ西暦2012年に人類を一度に大量移動させなくても、寿命などで死んだ人から順番に振り分ければ良いだけなので、ニューエイジャーの言うような「地球の大惨事」や「地球の5次元への移行」などという事は、決して起こらないという訳なのです。
という訳で、私は地球の「霊レベル」の「1つだけ」の上昇と、それに伴なう「惑星単位の人類の大移動」こそが、本当の「アセンション」なのではないかと思っています。
【結論】
さて、数回に渡っていろいろな思想の問題点を書いてきましたが、学校で「霊的真理」をきちんと訓える時代が来るまでは(地球より進化した惑星ではどこでも常識です。)、現状の思想、宗教を少しでも良いものにする為に、「霊的経験値」の「概念」の普及が緊急課題である事は、皆さん御理解頂けたと思います。
「ニューエイジ」、「ワンネス」の思想にしろ、「ラマナ・マハルシ」、「ジッドゥ・クリシュナムルティ」、「ホ・オポノポノ」の思想にしろ、「仏教」や「ヒンドゥー教」などの宗教にしろ、この「霊的経験値」の「概念」を取り入れる事で、今より遥かに「霊的真理」に近い思想になりますので、皆さんも「霊的真理」自体の普及活動と共に、「霊的真理」をまだ受け入れられない方の為に、この「霊的経験値」の「概念」の普及活動もお考え頂ければと思います。
私達人類は「未熟」であるが故に、どうしても自分達を「知的」にも「時間的」にも「空間的」にも、宇宙の中心であるのだと思いたがります。(「バシャール2006」に出て来た「魂の青写真」説の「歴史図」などは、正にその典型的な例でしょう。)
それはまるで、昔の人達が自分達の足下の地面を、全宇宙の中心であるのだと思い込んでいた「天動説」のようであり、これらの思想は正に「現代の天動説」だとも言えます。
つまり結論としては、
現代の天動説 → 「ニューエイジ思想」や「西暦2012年アセンション思想」を含めた、全ての間違った宗教、思想
現代の地動説 → 霊的真理
という事です。
なお、「シルバーバーチ」は宗教に対しては、以下のように述べています。
宗教的信条ないしは教条は、地上界のいわゆる夾雑物の一つです。
これは見方によっては疫病や伝染病よりも性質が悪く、身体的な病よりも危険です。
なぜなら、それが「魂の病」を生み出しかねないからです。
霊性が目隠しをされてしまうのです。
なのに地上人類は、大霊の無限の叡智が存在するにもかかわらず、教条にしがみつきます。もっとも、中には教条に縛られている方が気楽だと考える人もいます。
しょせん「自由な人」とは、自由であることの本当の有り難さを知った人のことです。
ここにおいでの皆さんは教条の奴隷の状態から脱したことを喜ぶべきです。
喜ぶと同時に、今なお奴隷状態にある人を一人でも解放してあげるべく努力してください。
「シルバーバーチは語る」 9章 キリスト教のどこが間違っているのか より
このように「シルバーバーチ」は、地上の宗教の間違ったドグマに対し、私の「時代遅れ」というようなソフトな言い方ではなく、ハッキリ「病気よりタチが悪い」と、遥かに厳しい口調で間違いを指摘していますので、そういう目で見てみると、「心の道場」さんの宗教や思想に対する見解も、あながち「厳しい批判」とも言えないのではないかという気にもなり、改めて表現のバランスの難しさを考えさせられる結果となりました。
とは言っても、「心の道場」さんの宗教や思想に対してではない、個人に対する批判とも受け取れる言動の部分は、シルバーバーチ自身も個人に対する批判は一切していない訳ですし、やはり問題があるとは思っていますが…
最後に、「創価学会」の脱会者の言葉(霊訓3巻の感想)を掲載して、今回の一連の日記を終わりにしたいと思います。
私たち家族は今年27年間の創価学会人生を捨てました。
脱会のきっかけは父の死でしたが長くなりますのでここでは省略させていただきます。
退転(脱会)者は無間地獄、ロクな死に方をしない等に戒められていたので脱会直後は正直、おそろしかったです。
しかし江原啓之さんの著書でシルバー・バーチのことが書かれていたので本書を一巻から読み始めました。
そしてこちらの三巻は宗教のことが多数書かれていてとても元気づけられました。
【地上の人間は肩書やラベルや名称を崇めるのがお好きです。
が、クリスチャンを名乗ろうと無神論者を名乗ろうと何の違いもありません。
大切なのは実生活において何をするかです。
仮にここに宗教など自分には無縁だという人がいるとしましょう。
神の名を唱えても頭を下げようとしません。
しかし性格は正直で人のためになることを進んで行い、弱い者に味方し、足の不自由な犬が柵を越えるのさえ手助けしてやり、打ちひしがれた人々の身になって考え、困った人を援助しようと心がけます。
もう一人は見たところ実に信心深い人です。
あらゆる教義を受け入れ、信仰上の礼儀作法には口やかましく気を使います。
しかし心の奥に慈悲心はなく、生活の中において何ら人のためになることをしません。
前者の方が後者よりはるかに宗教的人物と言えます。】
シルバー・バーチのこのメッセージを拝して目から鱗が落ちました。
当然、こちらは英国のキリスト教のことを言っているのですがこれはそっくりそのまま『創価学会』のことと同然なのです。
私自身、『シルバー・バーチの霊訓』を読みすすめて行くうちにすっかり心の霧が晴れました。
カルト宗教に毒されきった脳も正常になりつつあります。
創価学会信者にこそ読んでほしいものです…。
が、彼らは教祖様の著作以外には目もくれないのでムリですが…。
しかし【シルバー・バーチの霊訓】が創価学会の関連会社の潮文社から出版されていることもなんとも皮肉で遺憾です。
Amazon 「シルバーバーチの霊訓〈3〉」 カスタマーレビューより
※この最後の一文の「創価学会」の関連会社は「潮出版社」(うしおしゅっぱんしゃ)であり、「潮文社」(ちょうぶんしゃ)が関連会社だというのは、この人の勘違いです。
ちなみに「汐文社」(ちょうぶんしゃ)も「潮文社」(ちょうぶんしゃ)とは全く別の会社ですので、御注意下さい。
【追伸】
■西暦1999年の「ノストラダムスの大予言」の時もそうでしたが、「本を売る」、「映画の興行収入を稼ぐ」、「宗教の信者を増やす」、といったお金儲けの為には、人の不安を煽るのが一番ですので、2012年が過ぎても、次は「西暦2034年人類滅亡説」、「西暦2042年人類滅亡説」と、まだまだ「おかわり」が用意されており、私達がこれらの予言に振り回されないようにならない限り、「予言ビジネス」はいつまでたっても無くならないでしょう。
※ちなみに、過去には「西暦999年人類滅亡説」なんてのもありました。
■「ニューエイジ思想」は以前お話ししましたように、基本的な部分は何も間違ってはいないのですが、話を面白くしたい為なのか分かりませんが、とかく事実を派手に、大袈裟にしてしまう傾向があるようです。
■どうして私が、西暦2012年頃に、ゆっくりとしたペースとはいえ、地球の「霊レベル」が少しは上がるのではないかと予想したのか、その予想の根拠となる物の説明を全くしていなかった事に気が付きましたので、ここで少し御説明をしたいと思います。
私が地球の「霊レベル」の上昇が2012年頃にも少しはあるのではないかと予想したのは、太陽活動の次の極大期である西暦2012年には、通常の11年周期の極大期の時とは違い、地球の地磁気シールドに、通常にはない大きな穴が開くなど、かなり特殊な状態になる事がNASAの観測データから判明していますので、この時期に太陽からの「霊的エネルギー」も、地球に大量に降り注ぐ事になるのではないか、と考えた訳です。
「霊的真理」では、「霊的エネルギー」、つまり「愛のエネルギー」は、あらゆる「生命」の霊的進化を促進させる力を持っていると言われています。
それで、地球もその「愛のエネルギー」に影響されて、通常の11年周期の太陽活動の極大期よりも、より進化が促進されるのではないか、と考えたという訳です。(「マヤ暦」とか「ニビル星」とかは、全く関係ありません。)
しかし、私も今の「霊的真理普及計画」が一段落するのは、地球の全ての人種が混ざり合う頃、私の予想では、今から3000年位後の西暦5000年位まではかかるのではないかと見ていますので、西暦2012年という年には、全く拘る必要は無いでしょう。 |